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つれづれkankanbou

福岡の出版社「書肆侃侃房」の日々をつづる。

あわただしく2016年も…

仕事納めはしたものの、まだまだ打ち合わせがあって、私にとってほんとうの仕事納めは31日だ。昨年暮れにフリーのPR誌「ほんのひとさじ」を年賀状がわりにしようと、年賀状なしの年明けがスタートした。いや、年賀状は年1回だが「ほんのひとさじ」は年4回、もっと頻繁に挨拶ができる、そのほうがいいではないか。そう考えてのことだつたが、それができてほんとうによかった。いつも年末年始に年賀状に追われ、まさしく心が休まる日がなく、毎年の年末年始を過ごしてきたから。そのことを思えば静かでほっとする年末だ。

「ほんのひとさじ」も4号まで出せた。

毎日たくさんの本やお便りが届いてもお礼状も出せなかった。せめて、この「ほんのひとさじ」で、交流をと考えて、正解だったということにしよう。

著者も読者も知人も増え続け、非礼の限りを尽くしてきたことを思えば少しは慰めになったと、勝手に思っている。

 

今年1年を振り返りつつも、すでに来年のことを考えている。

「たべるのがおそい」3号の原稿も進んでいる。新鋭短歌シリーズの第3期最後の3冊も3月には発刊になる。現代歌人シリーズも年明けから何冊も動き始める。韓国の翻訳本が何冊も動いている。そして、初めてのミステリーも手掛ける。

旅の本もリスボン、ウィーン、モロッコ、サンティアゴチベットポルトガルが姿を現しつつある。それ以外の本も何冊も。

 

スタッフは変わらず。池田は長男が1歳を過ぎ、完全復帰、印税計算を含めた経理仕事に明け暮れながら、旅の本もこなしてきた。園田は長女が産まれ、あわただしい年末だった。黒木は制作をフルスピードでこなしている。そして瀬川、まだフルマラソンが走れる体力がすごい。念願かなって東京マラソンを走る。

そして私。来年は年女だと最近気づいた。もっとも出産人口の低い1945年に生まれ、栄養失調に苦しみ、アレルギーに悩まされながら生きてきたが、いま、人生で一番たのしく、一番忙しい時間を過ごしているような気がする。本を読むのがうれしい。北欧ミステリーを一気読みして、ワクワクの日々を過ごしている。詩集と歌集を読みふける日々がつづいている。

 

来年もまた、みんなで、著者や読者とともに悩んだり、楽しんだりしたいと思っています。

たくさんの皆さまとの出会いに感謝しつつ、どうぞ、来年もまた、いくつものすてきな出会いがありますように。

 

2016年師走 田島安江