つれづれkankanbou

福岡の出版社「書肆侃侃房」の日々をつづる。

『スリランカカリーをつくろう』の出版&ブックオカ福岡県文化賞受賞を祝う会 開催のお知らせ

スリランカカリーをつくろう』の出版&ブックオカ福岡県文化賞受賞を祝う会

 

このたび、けやき通りのランドマークともいえるスリランカカレー店「ヌワラエリヤ」の前田庸さん(オーナー前田勝利さんの娘さん)が、『スリランカカリーをつくろう』(書肆侃侃房)を出版されました。

インドカレーの本は数多くあれども、本格的なスリランカカレーの本は類書が少ないということもあり、発売以来、全国的にも好調に販売を続けています。

そこで、この本の出版を記念したお話し&お食事会を6月23日(土)に開催することにいたしました。また、今年1月には、今ではすっかり福岡の秋の風物詩となった「けやき通りのきさき古本市」を主宰するブックオカ実行委員会が、福岡県の文化賞(社会部門)を受賞するというお目出度い出来事もありましたので、こちらのお祝いも兼ねての会といたします。

久しぶりに、けやき通りに縁があり、そこを愛する方々の集いを開催したいと考えています。ちなみに当日は、最もけやき通りを愛した一人であった故・西牟田一広氏の一周忌にもあたっています。故人を偲びながら、けやき通りにおける新たな縁を繋いでいけるような会となることを期待しています。

皆様のご参加を心よりお待ちしています。 (けやき通り活性化委員会)

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『ゆりちかへ ママからの伝言』から10年が過ぎ(田島安江)

書肆侃侃房が今のように、書店に知られるようになったきっかけは、2007年10月9日発刊のテレニン晃子著『ゆりちかへ ママからの伝言』である。出版をはじめて、5年ほどが経っていた。そのころは、ほんとうに作った本が売れなかった。書店(たとえば東京や大阪の)に行っても「まあ、福岡からですか」と、邪険にされることはなかったが、本を置いてくださるというところはほとんどなかった。だからいつもめげる。ところがこの『ゆりちかへ ママからの伝言』は、他の本とは違う軌跡をたどった。

 

地元新聞やテレビニュースでは取り上げられ、やがて、全国へと広がっていった。テレビというのは恐ろしい。いくつかのテレビで取り上げられるたびに書店からの問い合わせが次々にある。とくに、「ベストハウス123」という番組の「涙が止まらない。感動の実話本123」で、一位になったとき、電話やファックスが止まらなくなった。その時の書店からの第一声が「おたくの出版社の名前、何と読むんですか」であった。

 

こうして、この本は書肆侃侃房の名前をすこしだけど、書店に広めてくれた。それから10年。その「ベストハウス123」という番組の制作にかかわったという人がテレニン晃子さんの没後10年であることに気づいたのだという。「あのゆりあちゃんはいま、どうしているだろう」。その制作会社から、電話で問い合わせがあった。「ゆりあちゃんは12歳。中学一年生になっています」というと、「10年たって、ゆりあちゃんはいま」というような番組を作りたいので協力してほしいと。

それが来週6月6日(水)20時から22時放送のTBS「マサカの映像グランプリ」という番組で放送される。

 

晃子さんが亡くなったとき、まだ2歳だったゆりあちゃん。毎年のように会っていたので、その成長ぶりを見ていて、うれしかったけど、今回、インタビューに答えるゆりあちゃんをみて、ああ、ここまで、とうれしくて涙が出た。詳しくはテレビを観てもらいたいので、書かないけれど、本というものの確かさ、本をつくることの喜びは、こうして伝わっていっているのだと思う。

 

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テレニン晃子『ゆりちかへ ママからの伝言』

四六判、並製、152ページ、オールカラー

定価:本体1,300円+税

ISBN978-4-902108-62-0 C0095

文学ムック「たべるのがおそい」発! 澤西祐典、相川英輔、大前粟生フェア&イベント

◆刊行記念イベント

①『文字の消息』トークイベント【東京】

 澤西祐典 × 倉本さおり

日時:2018年6月27日(水)19時半から

場所:双子のライオン堂(東京都港区赤坂6-5-21-101)

■澤西祐典(さわにし・ゆうてん)

小説家。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。2011年、「フラミンゴの村」で第35回すばる文学賞受賞。『文字の消息』(書肆侃侃房)収録の「砂糖で満ちてゆく」は、英語訳・ドイツ語訳が発表されるなど、海外からも注目を集める。著書に『フラミンゴの村』(集英社)、共著『小辞譚』(猿江商會)等がある。

■倉本さおり(くらもと・さおり)

ライター、書評家。『週刊金曜日』書評委員。 『毎日新聞文芸時評担当。『小説 TRIPPER』クロスレヴュー担当。他、新聞各紙、文芸誌、週刊誌へ書評やコラム、インタビュー記事を寄稿。「文化系トークラジオLife」出演。共著に『世界の8大文学賞』(立東舎)がある。

 

②『雲を離れた月』トークイベント【福岡】

相川英輔さんと棚のあいだで本のお話

日時:2018年7月7日(土)18時から

場所:丸善博多店(福岡市博多区博多駅中央街1番1号 JR博多シティ8階)

聞き手:徳永圭子さん(丸善博多店)

*参加者特典として、相川英輔さんの新作掌編を配布予定。

■相川英輔(あいかわ・えいすけ)

1977年生まれ。福岡市在住。2016年、福岡市文学賞受賞。2017年、惑星と口笛ブックスより単著『ハイキング』を刊行。

 


③『文字の消息』トークイベント【大阪】

 澤西祐典 × 木村榮一

日時:2018年7月21日(土)18時半から

場所:心斎橋アセンス(大阪市中央区心斎橋筋1-6-10)

■澤西祐典(さわにし・ゆうてん)

小説家。京都大学大学院人間・環境学研究科博士後期課程修了。2011年、「フラミンゴの村」で第35回すばる文学賞受賞。『文字の消息』(書肆侃侃房)収録の「砂糖で満ちてゆく」は、英語訳・ドイツ語訳が発表されるなど、海外からも注目を集める。著書に『フラミンゴの村』(集英社)、共著『小辞譚』(猿江商會)等がある。

 

 

④『回転草』トークイベント【東京】

 大前粟生 × 倉本さおり

日時:2018年7月26日(木)

場所:双子のライオン堂(東京都港区赤坂6-5-21-101)

■大前粟生(おおまえ・あお)

一九九二年兵庫県生まれ。京都市在住。 二〇一六年、「彼女をバスタブにいれて燃やす」がGRANTA JAPAN with 早稲田文学公募プロジェクト最優秀作に選出され小説家デビュー。「ユキの異常な体質 または僕はどれほどお金がほしいか」で第二回ブックショートアワード受賞。「文鳥」でat home AWARD大賞受賞。著書に短編集『のけものどもの』(惑星と口笛ブックス)。

■倉本さおり(くらもと・さおり)

ライター、書評家。『週刊金曜日』書評委員。 『毎日新聞文芸時評担当。『小説 TRIPPER』クロスレヴュー担当。他、新聞各紙、文芸誌、週刊誌へ書評やコラム、インタビュー記事を寄稿。「文化系トークラジオLife」出演。共著に『世界の8大文学賞』(立東舎)がある。

 

⑤『回転草』トークイベント【京都】

 大前粟生 × 藤野可織

「せーのでいっしょに破裂したい!」

日時:2018年7月29日(日)19時から

場所:恵文社一乗寺店京都市左京区一乗寺払殿町10)

■大前粟生(おおまえ・あお)

一九九二年兵庫県生まれ。京都市在住。 二〇一六年、「彼女をバスタブにいれて燃やす」がGRANTA JAPAN with 早稲田文学公募プロジェクト最優秀作に選出され小説家デビュー。「ユキの異常な体質 または僕はどれほどお金がほしいか」で第二回ブックショートアワード受賞。「文鳥」でat home AWARD大賞受賞。著書に短編集『のけものどもの』(惑星と口笛ブックス)。

藤野可織(ふじの・かおり)

小説家。2006年「いやしい鳥」で第103回文學界新人賞、2013年「爪と目」で第149回芥川賞、2014年『おはなしして子ちゃん』で第2回フラウ文芸大賞受賞。他に、『パトロネ』(集英社文庫)、『ファイナルガール』(角川文庫)などがある。最新刊は『ドレス』(河出書房新社)。

『回転草』刊行記念トークイベント 大前粟生×藤野可織 「せーのでいっしょに破裂したい!|COTTAGE|

 

 

 

◆刊行記念フェア

ブックファースト新宿店

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心斎橋アセンス

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ジュンク堂書店福岡店

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丸善博多店

丸善京都本店

京都岡崎 蔦屋書店

ジュンク堂書店大分店

「文学の夜間飛行  滝口さんは短歌、読みますか?」(伊波真人×滝口悠生)を開催します!!

『ナイトフライト』刊行記念

「文学の夜間飛行 滝口さんは短歌、読みますか?」

伊波真人×滝口悠生

 

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出演:伊波真人、滝口悠生

時間:15:00~17:00(14:30開場)

場所:本屋B&B(東京都世田谷区北沢2-5-2 ビッグベンB1F)

入場料:前売1500円

伊波真人歌集『ナイトフライト』が反響を呼んでいます。

歌集としては異例なことに発売から1カ月にして重版に。

帯文を寄せた堀込高樹さん(KIRINJI)は「洒脱なタッチで見慣れた事柄を新鮮なものに変えて描き出す」と評しました。

今回B&Bでは、『ナイトフライト』刊行を記念してイベントを開催します。

お相手としてお迎えするのは、作家の滝口悠生さん。

『ナイトフライト』を一緒に読み解いていただくとともに、短歌と小説の形式のちがい、現在の文学的な状況、お二人の作品の背景にあるポップカルチャーについても縦横無尽に語っていただきます。

当日は滝口さんに短歌を披露していただけるかも!? ぜひお越しください!!

 

<登壇者プロフィール>

■伊波真人(いなみ・まさと)

1984年、群馬県高崎市生まれ。埼玉県さいたま市在住。早稲田大学文学部卒。大学在学中に短歌の創作を始める。2013年、「冬の星図」により第59回角川短歌賞受賞。「早稲田短歌会」を経て、歌人集団「かばん」会員。

滝口悠生(たきぐち・ゆうしょう)

小説家。1982年東京都生まれ。2011年「楽器」で新潮新人賞を受けデビュー。2015年『愛と人生』で野間文芸新人賞、2016年『死んでいない者』で芥川賞。他の著書に『寝相』『ジミ・ヘンドリクス・エクスペリエンス』『茄子の輝き』『高架線』。


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『カミーユ』(大森静佳)を京都の6書店が応援してくださることになりました!

歌集『カミーユ』(大森静佳)を京都の6書店が応援してくださることになりました!

カミーユ』(大森静佳)を、京都の6つの書店が応援してくださることになりました。

恵文社一乗寺店

大垣書店高野店

京都岡崎 蔦屋書店

丸善京都本店

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大垣書店イオンモールKYOTO店

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CAVA BOOKS

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上記書店限定で『カミーユ』京都6書店限定冊子を配布していただきます。

「京都と本」をテーマにした新作短歌5首や書店員さんとのQ&Aが掲載されるなど、盛りだくさんの内容です。ぜひ手に入れてみてください。

大森さんの地元の書店が応援してくださって嬉しいです。

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『大台南見聞録』刊行記念 原画展&ヤマサキ兄妹トークセッション

『大台南見聞録』刊行記念

原画展&ヤマサキ兄妹トークセッション

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◆『大台南見聞録』原画展

開催期間:2018年6月19日(火)~7月8日(日)

 

◆ヤマサキ兄妹トークセッション

日時:2018年6月24日(日)16時から

場所:MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店7階salon de 7

原画展会場にてトークセッションを開催いたします。

終了後、MARUZEN&ジュンク堂書店梅田店にて書籍ご購入のお客様にサインをいたします。

【ヤマサキタツヤ】大阪在住イラストレーター。台湾観光協会台南市政府観光局、チャイナエアラインのポスターや林百貨ビジュアルデザイン、妹ハナコと、シャングリ・ラファーイースタンプラザホテル台南とのコラボなど台湾・台南に関する仕事も多く手がける。著作に日本初台南コミックエッセイ『オモロイ台南- 台湾の古都でしこたま食ってきました』(KADOKAWA / エンターブレイン)。

【ヤマサキハナコ】台南案内人。2012年から台南に約1年滞在したのち台南と大阪を行ったり来たりしている。各雑誌等での台南特集にて執筆や、タツヤの台湾での仕事の通訳及びコーディネートを担当。タツヤ著『オモロイ台南』、川島小鳥著『愛の台南』(講談社)の監修。


『カミーユ』刊行記念 大森静佳×林和清トークイベント「短歌をよむ、映画をかたる」

カミーユ』(書肆侃侃房)刊行記念

大森静佳×林和清

「短歌をよむ、映画をかたる」

日時:6月24日(日)13時~14時半

出演:大森静佳(歌人)、林和清(歌人

参加費:700円

会場:出町座(京都市上京区三芳町133)

第2歌集『カミーユ』 を刊行されたばかりの大森静佳さんと、第4歌集『去年マリエンバートで』を昨年刊行された林和清さんに、映画と短歌をめぐってトークイベントを行っていただきます。お互いの歌集や好きな映画についてじっくり語ってもらいつつ塚本邦雄をはじめ映画と関係のふかい近現代の短歌も紹介予定。トークの最後には、映画をめぐる連作(新作7首)を「朗読」の形で発表します。


<プロフィール>

■大森静佳(おおもり・しずか)

1989年、岡山市生まれ。京都市在住。

高校時代に短歌と出会い、その後「京大短歌会」を経て「塔」短歌会所属。

2010年、「硝子の駒」にて第56回角川短歌賞受賞。

2013年に第一歌集『てのひらを燃やす』(角川書店)、 2018年に第二歌集『カミーユ』(書肆侃侃房)を刊行。

■林和清(はやし・かずきよ)

1962年、京都市に生まれ、今も在住。

1991年、第一歌集『ゆるがるれ』(第18回現代歌人集会賞受賞)

1997年、第二歌集『木に縁りて魚を求めよ』

2006年、第三歌集『匿名の森』

2017年、第四歌集『去年マリエンバートで

そのほか、『京都千年うた紀行』(NHK出版)、『ここが京都のパワースポット』 (淡交社)、『日本の涙の名歌100選』(新潮文庫)など。

現在、一カ月のカルチャー教室が50講座を突破し、限界を超えた。

<参考情報>

去年マリエンバートで』1961年仏・伊 監督:アラン・レネ 主演:デルフィーヌ・セイリグ

カミーユ・クローデル』1988年仏 監督:ブリュノ・ニュイッテン 主演:イザベル・アジャーニ

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