笹井宏之さんの命日に(田島安江)
今日は1月24日。笹井宏之さんの命日だ。
歌集2冊『ひとさらい』と『てんとろり』を出版してからもう、8年が経つ。歌集制作のために通った時間を忘れることができない。あの年、激しく雪が舞った。カバーデザインを持って、伺った帰り。
有田から福岡に戻る途中の高速道路で、車は降りしきる雪に閉じ込められそうになった。やっとの思いで少しずつ進んだ。途中立ち往生していたり、ひっくり返ったりしている車を横目で見ながら。
歌集を命日に間に合わせる、そのことだけを考えていた。
あれから8年。当時は、今の状況、すなわち、短歌ムック「ねむらない樹」の創刊と「笹井宏之賞」の新設など、夢にも思わなかった。
あの、雪に閉じ込められそうな状況からなんとか抜け出せたとき、雪景色の爽やかな明澄さに救われたように、今日もまた、あのときの明澄さが心をとらえる。
福岡の天神に「本のあるところ ajiro」をオープンします。
「本のあるところ ajiro」を福岡の天神にオープンします。
海外文学、短歌、詩、俳句を中心にした書籍の品揃えで、読書会、歌会、句会などのイベントを行なっていきます。
開店しましたらぜひ遊びに来てください。
住所:福岡市中央区天神3丁目6-8 天神ミツヤマビル1-B
プレオープン予定日:2018年9月20日(木)
ツイッター/インスタグラム:@ajirobooks
みなさんこんにちは。「本のあるところ ajiro」(@ajirobooks )を福岡の天神にオープンします。海外文学、短歌、詩、俳句を中心にした書籍の品揃えで、読書会、歌会、句会などのイベントを行なっていきます。開店に向けて、このアカウントでお知らせしていきます。どうぞよろしくお願いします。 pic.twitter.com/xWOieVJudw
— 本のあるところajiro (@ajirobooks) August 24, 2018
24時間テレビに『方円の器』友道健氏さんが登場します!
24時間テレビに『方円の器』友道健氏さんが登場します!
放送日:2018年8月25日(土)から26日(日)
【イレブンの快進撃を支えたガンと闘う熱血校長】(広島テレビ)
部員数は11人ギリギリ。1〜2回戦退廃が続く大成館中学校サッカー部。地元でも有名な弱小チームが2017年の福山市大会で初優勝という偉業を成し遂げました。一体、何が起こったのか?そのきっかけは、「勝って友道校長を笑顔に!元気にする!」サッカー部を支え続けた熱血校長を襲ったのは…血液のガン。5年生存率は50%だと告げられました。入院直後に生徒たちの前で、校長先生が病気であることを告白した映像が残っています。そこで、友道校長が語った言葉とは…。そして今年、福山市大会で2連覇を成し遂げ、広島県大会に進出した大成館中学校サッカー部は、更なる快挙を成し遂げていました。
惟任將彥 × 森井マスミトークイベント「塚本邦雄の思い出とともに」ご案内
『灰色の図書館』(書肆侃侃房)刊行記念
惟任將彥 × 森井マスミ
「塚本邦雄の思い出とともに」
・日時:2018年9月21日(金)19時から
・場所:丸善名古屋本店1Fイベントスペース
・定員:30名
・参加:無料(要予約)
書肆侃侃房の新鋭短歌シリーズより『灰色の図書館』(惟任將彥)が刊行されました。森井マスミさんをお相手に『灰色の図書館』のこと、塚本邦雄についてなどお話いただきます。短歌に詳しくない方もぜひお越しください。
<出演者プロフィール>
■惟任將彥(これとう・まさひこ)……1975年、兵庫県加古川市に生まれる。歌人、日本語教師。近畿大学文芸学部在学中に塚本邦雄ゼミに所属、作歌を始める。歌誌「玲瓏」会員。2018年、第28回玲瓏賞受賞。
■森井マスミ(もりい・ますみ)……1998年、近畿大学文芸学研究科に入学。塚本邦雄に師事。作歌を始める。2004年第22回現代短歌評論賞受賞。「玲瓏」編集委員に加わる。2009年に第一歌集『ちろりに過ぐる』で第35回現代歌人集会賞受賞。第二歌集『まるで世界の終りみたいな』。