つれづれkankanbou

福岡の出版社「書肆侃侃房」の日々をつづる。

ブックオカ2017で、書肆侃侃房としてイベントを二つやります。

ブックオカ2017で、書肆侃侃房としてイベントを二つやります。ぜひ、ご参加ください。

 

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①文学ムック『たべるのがおそい』読書会

日時:2017年11月3日(金・祝)12:30~14:30(12時開場)

場所:Read cafe(中央区薬院2-2-33)

予約:info@kankanbou.com(書肆侃侃房)まで。

(1.お名前、2.参加人数、3.ご連絡先電話番号をお伝えください)

料金:1ドリンク付1000円(先着15名。要予約)

問合:info@kankanbou.com(書肆侃侃房)まで。

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②染野太朗の「短歌読みます」 ゲスト:内山晶太さん(歌人)

日時:2017年11月11日(土)16:00~17:30

場所:六本松 蔦屋書店(中央区六本松4-2-1-2F)

予約:092-731-7760もしくは六本松 蔦屋書店店頭にて。

料金:1000円(先着30名。要予約)

問合:info@kankanbou.com(書肆侃侃房)まで。

 

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図案は平野甲賀さんの特製ブックカバーです。

『たべるのがおそい』 vol.4刊行記念トークイベント 谷崎由依さん × 松永美穂さん × 西崎憲さん が青山ブックセンター本店にて開催されます!

『たべるのがおそい』 vol.4 (書肆侃侃房) 刊行記念

谷崎由依 × 松永美穂 × 西崎憲 トークイベント

お世話になっております、編集の西崎です。『たべるのがおそい』 vol. 4  は、またもやとてつもない充実振りで、毎号寄稿者諸氏が、編集意 図のようなものを軽々と越えてくるので、驚きの連続です。 今 号はとくに「緩さと鋭さはもしかしたら矛盾しないものなのか」などと いう感想を抱いております。
今回の刊行記念イベントは、二人の寄稿者、作家で英米文学翻訳者の谷崎由依さんとドイツ文学翻訳者の松永美穂さんをお迎えして、大小のさ まざまなことをうかがってみたいと思っております。
秋の週末の午後、 しばし御一緒しませんか。お待ちしております。

西崎憲

日程:2017年10月14日 (土) 14:00~15:30(開場13:30)

料金:1,350円(税込)

定員:50名

 ふるってご参加ください。


書肆侃侃房 新聞・雑誌掲載情報(2017年9・10月)

2017年9月

朝日新聞(9月5日) 『子らと妻を骨にして』

《松尾さんと家族3代は、どう原爆と向きあったのか。そんな家族の物語が、やわらかなイラストと句でつむがれる。〔……〕「祖父が体験したことを、世界中に知ってもらいたい」と(平田さんは)話す》

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BAILA(10月号)評者=江南亜美子さん 『別府フロマラソン』

 

共同通信配信 「短歌はいま」(東直子さん) 『白猫倶楽部』『スウィート・ホーム』

《「ニューウェーヴ」と呼ばれた新しい口語短歌の潮流の一人であった西田の作品が、また歌集としてまとまった形で読めることはうれしい》

 

NHKテキスト「まいにちスペイン語」(2017年10月号) 『聖地サンティアゴへ、星の巡礼路を歩く』

《登場人物がそれぞれ魅力的で、1日1日にドラマがあり、セリフや情景描写に読み手の感情も揺さぶられる》

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週刊金曜日(9月8日号) 『聖地サンティアゴへ、星の巡礼路を歩く』

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西日本新聞(9月17日) 『博多ニワカそうすの塗るだけレシピ』

《万能調味料を使ったレシピ集。和食に洋食、中華にパンなど、塗るだけでプロの味になるという101のレシピを紹介している》


朝日新聞(9月21日)評者=村島里佳さん 『別府フロマラソン』

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西日本新聞(9月23日) 『子らと妻を骨にして』

《1発の原子爆弾がもたらした悲劇、残された者の苦悩、その後の歩みが、松尾さんの句も引用して丹念に描かれている》

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週刊ポスト(9月29日号)「著者に訊け!」 『別府フロマラソン』

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・モグモグ(10月号) 『別府フロマラソン』

《別府が舞台の痛快青春小説です》

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2017年10月

毎日新聞(10月9日)「詩歌の森へ」(酒井佐忠さん) 『眠れる海』

《歌の声と映像、そして衣装。ジャンルの違う三つのアートが一体となって不思議な世界を形づくる。まるで眠る海からあふれ出た少女の静かな、だが揺れ動く呼吸に耳をそばだてるような空間。ここではない、どこか。現在の不協和音に身を任せながら、新たな私の世界を模索する》

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東京・赤坂の「双子のライオン堂」にて、設立15周年記念「書肆侃侃房全点フェア」がはじまります!

東京・赤坂の「双子のライオン堂」にて、設立15周年記念「書肆侃侃房全点フェア」がはじまります!9月6日(水)からの開催です。関連して、会期中にイベントも行われます。あわせてお楽しみください。

■イベント

①歌集『眠れる海』(書肆侃侃房)刊行記念 野口あや子朗読&トークイベント

日時:2017年9月17日(日)18時から 料金:1000円

            *歌集写真で使用した衣装を公開いたします。

 

 

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②染野太朗×花山周子トークイベント

日時:2017年10月1日(日)18時から 料金:1000円 

 

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③文月悠光×堀田季何トークイベント

日時:2017年10月13日(日)19時から 料金:1000円 

 

④『たべるのがおそい』読書会

日時:2017年10月14日(土)15時半から 料金:1000円 

 

⑤木下龍也×尼崎武トークイベント「猫背なふたり」

日時:2017年10月21日(日)15時から 料金:1000円 

『つむじ風、ここにあります』の四刷が決まった木下龍也さんと、今年『新しい猫背の星』を発表した尼崎武さんが、互いの第一歌集、そして短歌について語り合います。なんと当日は、尼崎さんが短歌に曲をつけて歌ったりもします。いっぽうの木下さんは……?

 

 

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8月9日を忘れないために

 今年も8月9日がやってきた。被爆72年。松尾あつゆきさんの原爆句が心をよぎる。先週訪れた長崎市立図書館では、山端庸介生誕百年記念写真展が開かれていた。長崎に原爆が投下された翌日の8月10日に市内に入り、写真撮影をした人だ。日本軍のカメラマンで当時の写真はモノクロ。そのとき、福岡の画家山田栄二も同行、詳細なメモをとっている。モノクロ写真は、真っ黒に焼け焦げた写真だったり、崩れ落ちた瓦礫の山だったりするのだが、山田のコメントによって、そこに赤い血の跡、焼けてくすぶる建物の赤い炎などの色彩が加わり、イメージが広がっていく。米軍が長崎に入り撮影したのは1カ月もあとのことで、そのころにはいくらか、崩壊した道路や線路、建物が少しずつ片付けられていて、生々しさは減っている。

 写真をみながら、思いは、初めて読んだ『原爆句抄』へと戻っていった。この衝撃的なタイトルの自由律俳句の数々に心をつかまれた私は、『原爆句抄』の復刊を決意することになった。ここから、著者で俳人の松尾あつゆきさん、原爆に遭いながらも一人だけ助かった長女のみち子さん、その長男、平田周さんとの長い旅が始まった。

 

 炎天、子のいまわの水をさがしにゆく

 あわれ七ヶ月のいのちの、はなびらのような骨かな

 まくらもと子を骨にしてあわれちちがはる

 なにもかもなくした手に四まいの爆死証明

 

 この句集の復刊で何度か長崎を訪れたとき、実は、平田さんの希望は英語版をつくることだと聞かされていた。生前、あつゆきさんは、手記を英文にしてあり、それが残っていたのだ。英語教師でもあった祖父あつゆきさんの希望をなんとしてでも叶えてやりたい、それが平田さんの強い願いだった。英語版にして、全世界の人に原爆の悲惨さを伝えたい。それが、理不尽に命を絶たれた、妻と三人の子へのオマージュであり、心に秘めた悲願だった。もちろん、残された数枚の英文だけでは本にならない。英語版の一冊の本にするには、もっと多くの英文が必要だ。

 考えられたのは、英語版にするための物語が必要だろうということ。で、平田さんに、この句集のほかに、もう一冊、平田さんがわかるかぎりの家族の物語を書いていただけませんか、といってみた。おりしも、その年、被爆70年の節目でもあった。わずか2年前のことなのに、はるか昔のことのように思える。本など書いたことのない平田さんに無謀な要求をしたのはわかっていたが、それぐらいの覚悟がなければ、とも思ったのだった。平田さんは見事にその思いに応えてくれた。さすが、松尾あつゆきの孫である。

 こうして、2015年の8月9日、『このかなしき空は底ぬけの青 消せない家族の記憶1945・8・9』ができあがった。

 それでも、英語版は右から左というわけにはいかない。英語版を出版してくれる欧米の出版社を探さなければならない。

 私はあきらめたくなかった。では、どうすれば実現するか。次に思いついたのは漫画にすることだった。漫画なら、出版してくれる欧米の出版社がみつかるかもしれない。そうだ、長崎に知り合いの漫画家がいる。奈華よしこさん。彼女とは長い付き合いだったが、このところ、あまり描いてはいないらしい。彼女に、まず読んでみて、と、この二冊の本を送った。そしてもし漫画にしてみたいと思ったら、知らせて、と伝えた。

 彼女は泣きながら読み、漫画にしてみようと、思ったと手紙が届いた。特にみち子さんの思いを共感したといってくれた。平田さんと一緒にお会いした。彼女は、全部手描きなので時間がかかる、といわれた。つまり、パソコンを使わないのだ。

 少しずつネームが届き、さすが漫画というページが仕上がっていく。何度かの打ち合わせのあと、きれぎれに原画が届いた。8月9日を目前にして、一冊にしあがった本を前にしたとき、みんなで作り上げたという、言葉にはできない達成感があった。

 みんなの努力は報われ、形になった。

 漫画本のタイトルは『子らと妻を骨にして 原爆でうばわれた幸せな家族の記憶』。あつゆきさんの家族は平田さんの孫まで数えれば5代目である。平田さんでさえ、若いときは、「祖父や母の原爆への強い怒りや主張をほとんどわかっていなかったと思う」といわれる。だからこそ、後世に伝えなければ、と。

 私に平田さんとの橋渡しをしてくれたのは橋場紀子さん。そして、打ち合わせはいつも喫茶「ニューポート」。訪れるたびに特別の予約席を提供してくださるマスターの坂口末之さんは、私と同学年。今では同志のような存在である。

 

 広島の8月6日、長崎の8月9日は、私たちにとって重く切ない日である。

 

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 <書誌情報>

・『原爆句抄』松尾あつゆき

・『このかなしき空は底ぬけの青 消せない家族の記憶1945・8・9』平田周

・『子らと妻を骨にして 原爆でうばわれた幸せな家族の記憶奈華よしこ/原著 松尾あつゆき・平田周

『別府フロマラソン』刊行記念トークイベント「別府は小説より奇なり!」が開催されました!

『別府フロマラソン』(書肆侃侃房)刊行記念トークイベント「別府は小説より奇なり!」が冨士屋ギャラリーにて開催されました。著者・澤西祐典さんとカモシカ書店店主・岩尾晋作さんによる対話には、30名ほどの方が参加されました。

第七回別府八湯検定試験の別府会場ではサイン会も行われました。

 

 

ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました!

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「そうだ!ポルトガルへ行こう2017Summer」が開催されました!

「そうだ!ポルトガルへ行こう2017Summer」がSOOO dramatic!にて7月29日(土)に開催されました!

書肆侃侃房は『光の街、リスボンを歩く』『リスボン 坂と花の路地を抜けて』『ポルトガル物語 漁師町の春夏秋冬』などを販売していました。

ご来場いただいたみなさん、ありがとうございました。

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写真はボランティアの山澤さんによるものです。ありがとうございます!!