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つれづれkankanbou

福岡の出版社「書肆侃侃房」の日々をつづる。

不思議なめぐりあわせ

新しい短歌レーベルがスタートした。「ユニヴェール」は宇宙の意味。短歌の壮大な宇宙にちりばめられた歌集たち。その第一号は白井健康さんの『オワーズから始まった。』である。白井さんに初めてお会いした時、彼が獣医師であり、宮崎で口蹄疫が猛威を振る…

書肆侃侃房15周年

今日は4月1日。ふだんだと、桜は満開もしくは満開を過ぎてはらはらと散る季節なのに今年はまだまだ寒い。開花宣言はあったけど、日々見ている桜の木のつぼみはまだ硬い。あわてんぼうでもう開いている木もある。ほとんど同じ条件のはずなのに開花の様子が…

変わらぬ光

寒いと言いながら仕事をこなしているうちに、1月、2月と過ぎていき、3月になってしまった。何人かの著者との悲しい別れが思い出させられる。 2009年1月24日深夜に亡くなった笹井宏之さん。笹井さんの消えない悲しみを一体どうしたらいいのだろう。最近やっと…

街の本屋さんが楽しいですね~。

久しぶりに「つれづれkankanbou」につぶやきます。昨年末以来のご無沙汰で、本年初のつぶやきとなります。遅ればせながら今年もつれづれkankannbou……どうぞよろしくお願いいたします。 近頃、旅に出ると小さな本屋さんを巡るのが楽しみになりました。だって…

あわただしく2016年も…

仕事納めはしたものの、まだまだ打ち合わせがあって、私にとってほんとうの仕事納めは31日だ。昨年暮れにフリーのPR誌「ほんのひとさじ」を年賀状がわりにしようと、年賀状なしの年明けがスタートした。いや、年賀状は年1回だが「ほんのひとさじ」は年4…

営業と出張と

はじめまして。書肆侃侃房で営業を担当しています、園田と申します。営業といってもさまざまですが、ぼくはおもに本屋さんへの新刊案内や受注、発送、ホームページやfacebookなどSNSの管理をやっています。 本屋さんがたくさん集まっているのは、やはり東京…

音の記憶からオタク道まで

フリーペーパー最新号「ほんのひとさじvol.4」が12月に発行されました。今回の特集は「音の記憶」。 学生時代はオーケストラ愛好会に入っていてビオラを弾いていた私にとってのそれは、オーケストラのチューニングの音。プロのオーケストラの演奏会で聞く音…

生きることの苦さ

このところの寒さと雨で、窓から見える銀杏並木がいっせいに葉を落とし始めた。社内でも、出来上がってくる本と、年末までにやっておきたいことなどがわっと動いていて、いつも以上に落ち着かない。「たべるのがおそい」vol.1とvol.2や今村夏子著『あひる』…

今村夏子さんの『あひる』がやってきた

出版社をはじめてから、思いがけないことがたくさん起こる。文学ムック「たべるのがおそい」を創刊できたこともだが、そこから今村夏子さんの『あひる』が生まれたこともだ。思いがけず芥川賞にノミネートされたとき、こんなことが起こることもあるのかと驚…

書店と出版社は持ちつ持たれつ

11月5日(土)夜、ブックオカ書店員ナイト「本屋って個人で始めるの大変ですか?」に参加した。書店員の集まりなので書店の話題。トーク登壇者3人とも、最近書店をはじめた独身の若い男性ばかり。福岡、長崎、大分と、規模も場所もさまざまだったが共通して…

今村夏子さんの新作を、書店に並ぶ前に読むシアワセ

わが社の文学ムック「たべるのがおそい」vol.1に掲載され、第155回芥川賞候補となった今村夏子さんの小説「あひる」。受賞は逃しましたが、選考委員の評価も高く、わが社にも「単行本の発刊はまだですか?」という声も多く寄せられました。 デビュー作「こち…

旅から生まれた本

書肆侃侃房の原点はと聞かれて、ふっと詰まった。うーん、名前の由来は自分の詩集を作るときに友人から出た言葉がきっかけで決まった「侃々諤々」だけど・・・・。やはり旅の本かなあと思う。福岡にはたくさんの出版社があって、後発組の書肆侃侃房だったか…

道下さん、リオパラリンピックおめでとう!

リオパラリンピックの女子マラソンでみごと銀メダルに輝いた道下美里さん。 リオから帰国したときは、福岡空港に押しかけてみんなでお出迎え。彼女は「おかえりなさい。おめでとう」と歓声を上げるラン仲間に「リオにいるときに不安で気持ちが負けそうになっ…

韓国女性文学シリーズはじまりました

書肆侃侃房の海外翻訳のWoman’s Bestのシリーズで、「韓国女性文学シリーズ」の刊行がスタートしました。一作目の『アンニョン、エレナ』金仁淑(キム・インスク)が先週できあがってきました。金仁淑さんは、韓国で最も権威ある文学賞、李箱文学賞など多く…

電子書籍と本棚問題

前回のブログで電子書籍初体験の話がでてましたが、私は電子書籍にはかなりお世話になっています。それは...小説、ガイド本、雑誌などではなく...漫画...。 本はよく読むし、収集癖のうえ捨てられない性格が重なって本は増える一方。溢れた本を見るたび夫は…

電子書籍はじめての体験!

「本はやっぱり紙の本よ」と思ってる私が、初めて読んだ電子書籍は、Kindleの文芸カドカワに載ってる今村夏子の「父と私の桜尾通り商店街」。駅前商店街にあるパン屋の父と娘の物語。今村さんの「あひる」は、我が出版社の文芸誌「たべるのがおそい」の創刊…

釜山に行ってきました!

主に制作の仕事をしています。著者の原稿を本の形に作っていく毎日ですが、著者としても参加している本があります。たまたまテレビで観た韓国のエンタメニュースで一人のアイドルにハートをわしづかみにされてから8年あまり…追っかけの日々。ついに好きが高…

小説を読むたのしみ

今村夏子さんの芥川賞候補騒ぎで、1カ月もの間、さまざまなことを楽しませてもらった。今回残念だったけれど、今村さんの創作の秘密を知ることもできたし、何よりありがたかったのは、今村さんが言われた言葉「久々に最後まで小説を書き上げることができた…

モーニングで読書。

ただいま、小学3年生と0歳児を子育て中。会社を定時で退社したら、寝かしつけまで座る暇なく、やっと一呼吸ついて、テレビやらSNSなどを見ているともう寝る時間。なかなか落ち着いて本を読む時間が取れないので、本を読むのは、モーニングやランチでのすき間…

走れないから読む。

転んだり、ぶつけたりで怪我が超多いおっちょこちょいの私です。あ〜、また肋骨の骨折やっちゃいました。 走れないストレスには「本」。面白い本読んで気を紛らわそうっと。夢野久作って、オドロオドロシイ世界が理解し難い気がして近づかなかったけど、これ…

出版はヤクザな商売⁉︎

先日、あるパーティーで友人とワインを飲みながら、おしゃべりしていたとき、友人はニコニコしながら「息子がね、出版社に就職したいって言い出したのよ。駄目!ヤクザな商売、絶対駄目!って許さなかったわ」。ムムム‥。ゲゲゲ‥。 私「え〜、なんで出版がヤ…

福岡マラソン、またハズレ

私は、基本的には毎日走っている人です(雨とか降るとさぼりますし、飲み会などに誘われるとそっちへ行きますが)。そして、走ることで人生が変わったと日々実感しています。 どう変わったかというと、ラン仲間がいっぱいで、若い男性から渋い男性までボーイ…

書肆侃侃房は・・・

書肆侃侃房って何人いるんですか、とよく聞かれる。私を入れて5人ですと答えるのだが、このメンバーは結構強固だと思う。それぞれが補い合っていると思う。だが、このメンバーだけですべてが行われているわけではない。デザインや校正は外部の人に頼むこと…

本屋に本がない

このところ、書肆侃侃房は福岡の出版社だと必要以上に意識させられることが多い。文学ムック「たべるのがおそい」の今村夏子さんの作品「あひる」が芥川賞にノミネートされたから、ということもあるが、「たべるのがおそい」はどこの書店で買えるのか、とい…